月に一度、父の介護に実家へ行っています。
だんだんと自分の力で体を支えることができなくなり、介護の大変さを感じています。
はじめの頃、介護用ベッドは、高さを調節でき起き上がれない父を起き上がらせてくれ、「便利なものだ」と感心したものです。
しかし、ほとんど動けなくなってきた父をポータブルトイレに座らせるためには二人がかりとなり「トイレで用を足したい」という父の願いをかなえることは大変です。
電動で、トイレが備えられているベットが開発されないものかと考えてしまいます。世の中、研究・開発が進んできているのだからできるのではと思うのですが、儲けを第一に考えるとそんな開発にお金をかけることはしないのでしょう。
介護にも様々な状態があり一律に考えられません。「人間らしく生きたい」の思いを支えるためにもっと人的にも環境にもお金をかける福祉制度が必要です。
介護するほうも、されるほうも「長生きしてよかった」と思える社会にするためにも今度の総選挙で政治を動かしましょう。
08年08月03日付「豊平区新聞」より