「私たちは北朝鮮の核実験強行に厳しく抗議します」―。日本共産党道委員会は26日、札幌市の繁華街で緊急宣伝をしました。
石橋哲郎道副委員長、坂本恭子札幌市議、吉岡ひろ子市議候補が「核実験は、核兵器廃絶の機運、北東アジアの平和と安定に逆行するものです」と厳しく指摘しました。
道委員会の勤務員らが北朝鮮の暴挙を批判した26日付の「しんぶん赤旗」記事を増刷したビラを配布。道行く人が次々に手を伸ばし、300枚のビラが30分足らずですべてなくなりました。
「核兵器のない世界を」の国際署名を呼びかけました。
「本当にとんでもないことです」と話すのは、札幌市内に住む男性(58)です。「広島や長崎で被爆者らがすわりこんで抗議していることを知り、怒りが伝わってきました。日本政府は、唯一の被爆国として核兵器廃絶をもっとアピールしないといけない。共産党さん、核兵器をなくすために頑張ってください」
石橋氏らは「核兵器廃絶の世論に対する暴挙です」と抗議するとともに、「北朝鮮は、六カ国協議の場に復帰するべきであり、日本政府は、復帰のために粘り強い交渉を行うことが重要です」と強調しました。
4年前にニューヨークで開かれたNPT(核不拡散条約)再検討会議に行った坂本市議は「核兵器廃絶を求める世論の大きな流れに水を差すものです。断じて許されません」と批判しました。
第2回定例議会が21日から6月4日までの会期で始まりました。主な議題は補正予算案の審議などですが、共産党はくらしと雇用、中小業者の営業、新インフルエンザ対策などの切実な市民要求の実現、有料化を前にしたごみ問題などで積極的な論戦に臨んでいます。28日、伊藤りち子市議が代表質問に立ちます。
共産党豊平区後援会は5月23日、豊平峡温泉で花見の会を行い26人が参加しました。
100%かけ流しの温泉にゆっくりとつかり、日頃の疲れをとった後、昼食をとりながら交流を深めました。
池田ゆみ市議予定候補が「今日は、ゆっくりとして力を蓄え明日からプラスアルファで共産党を大きく広げ議席を必ず取り戻しましょう。私もみなさんと一緒に頑張ります」とあいさつ。つづいて、田中後援会長が「何としても北海道の議席回復を」と力強く訴えました。
参加者は、カラオケを楽しんだり、近況などを話し合って交流を深め、「くらし守るためには、共産党を大きくしなくては」「頑張ろう」と確認しあいました。
5月25日午後、新婦人豊平支部と豊平区革新懇が区内大学前で、署名宣伝行動を行いました。行動には地域から新婦人会員らが15人が参加しました。
ハンドマイクで「アメリカのオバマ大統領の、核兵器廃絶をめざすとのプラハでの発言で世界が平和へ向かって大きく動き始めています。みなさんのこの署名が平和をつくる大きな力になります。どうか署名にご協力ください」と訴え署名を呼びかけました。
正門から出てくる学生や高校生が呼びかけに、次々と足を止めて署名に応じてくれました。
「がんばって下さい」「おばさんたちのパワーにまけました。がんばって下さい」などの声がかけられ、平和への願いが強く感じられ、活気のある行動になりました。
30分の行動で核廃絶署名が34筆、憲法署名が38筆集められました。
09年05月31日付「豊平区新聞」より