年金者組合豊平支部、新日本婦人の会、豊平革新懇、健康友の会は、年金支給日にあたる10月15日、地下鉄平岸駅前で、後期高齢者医療制度の廃止、最低保障年金制度の創設をもとめて、宣伝署名行動を行いました。
年金者組合からは「年金は増えないのに、医療・介護保険料など負担は増すばかり、無年金者だけでも100万人、ひとり暮らしの高齢者の生活は深刻、最低保障年金の実現と、生活実態に合わせ年金を引き上げることをもとめます」と訴えました。
豊平区市政相談室長(市議予定候補)の池田ゆみさんは、「市政アンケートには『月4万5千円では暮らしていけません、寒くなるのにストーブもたけない』と切実な声が寄せられています、暮らしていける年金制度の実現は待ったなしの課題です、私はみなさんの切実な願いを市政に反映できるよう頑張ります」と訴えました。
こうした訴えに、「頑張って下さい」との声がかかるとともに、「民主党は後期高齢者医療制度は廃止すると言っていましたよね、私はあの言葉は忘れません」と、民主党の公約違反に怒る声も聞かれました。
この行動には13人が参加し、40筆の署名が集まりました。
日本共産党豊平区委員会は17日午前、豊平区豊平地域で共産党の市政政策を訴える宣伝行動を行いました。
36号線沿いの商店に「市政だより」を配布するとともに、「日本共産党札幌市議団は、子どもの健康保険証取り上げや保育料の引き上げをやめさせ、市民生活を守ってきました。しかし、現在、共産党の市議団は5名、1名たりなくて議案提案権がありません、来年春の市議会議員選挙では豊平区からも議員を送り出して下さい」と、豊平橋から東光ストアまで訴えて歩きました。
日本共産党札幌市議団では、アンケートのついた「市政だより」9月号外を各戸に配布し、市民の皆さんの声を直接届けてもらっています。
「市政だより」配布後、アンケートは市議団事務局に次々と寄せられており、多い日には1日300通あまりが届いています。10月10日現在、全市で1000通を超えています。アンケート回答には住所が記入されていないものも多くありますが、とりあえず豊平区から出されたことが明らかなもの130件について、集計してみました。
【問い1】では、「いま、心配なこと、お困りのことは何ですか?」として、該当する項目をいくつでも自由に回答して頂きました。この設問では、医療、家計、高齢者、年金に対する回答が高く、次いで雇用、税金が比較的多く出されました。景気が低迷し、高齢化が進む中で、これから安心して暮らしていけるのか、病気になったらどうしようかという将来に対する不安が大きいことがわかります。
【問い2】「上田市政について評価をお聞かせ下さい」では、どちらでもないが47件で一番多く、評価するは13、評価しないは17でした。
【問い3】「共産党市議団の活動について」では、評価するは47と最も多くありましたが、「まったく知らない」とする回答も24あり、市議団の活動や共産党の活動がまだまだ知られていないことがわかりました。
今の政治についての意見を自由に記入してもらう欄では、政治に対する不信とともに、尖閣諸島問題について毅然とした態度を取るよう求めるものがみられたのが特徴的でした。
市全体としても、同様の傾向が見られ、豊平区だけが特に変わっているということはないようです。アンケートはその後も届いていますので、今後さらに詳しい内容についてお知らせいたします。
新日本婦人の会豊平支部と豊平革新懇では、19日午後、地下鉄月寒中央駅の第一高校側で、平和を守る署名・宣伝行動を行いました。
核兵器廃絶をめざす「核兵器のない世界を」の署名と憲法九条を守る署名を訴えると、下校途中の高校生も「何の署名ですか、平和は大切ですねと」快く署名に応じてくれました。
10年10月24日付「豊平区新聞」より