子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチン接種に対する支援は、多くの皆さんから要望されていた課題です。
このたび、国の補正予算で、これらの接種助成をすることとなったのを受け、日本共産党道議会議員団は、25日、高橋はるみ北海道知事に対し、定例道議会で必要とされる予算を計上し、道独自に基金を設置して、来年1月から道内の全市町村で実施に入るよう要望しました。
現在開催中の札幌市議会においても、補正予算として、以下の提案がなされる予定となっています。
正式には12月7日の厚生委員会で市長が明らかにすることとなっています。この日は継続になっている新婦人の陳情も、採択されるのではないかとみられています。
11月28日、札幌市内で「国保改善運動全道交流集会」が開催され、国保をめぐる問題について学び、全道の運動を交流し合いました。
大橋晃道社保協副会長の開会挨拶のあと、相野谷安孝中央社保協事務局長が、『国保「広域化」の問題と国保改善運動の課題』と題して講演しました。
氏は、国保問題がこの国の焦点のひとつだとして、無保険者の急増、高騰する保険料・税、高すぎる窓口負担、差押えなどの国保をめぐる情勢と国保の都道府県単位化(広域化)をめぐる問題について詳しく解明しました。さらに、全国各地の国保改善運動について紹介し、国保と介護の問題をいっせい地方選の争点にして運動をすすめようと訴えました。
午後からは、道内各地の運動の交流が行われました。吉岡恒雄事務局長が、道社保協でおこなった調査結果から判った様々な実態を報告。これをもとに問題点を挙げて、保険料引き下げの運動、保険証取り上げを許さない運動、国保料の強制徴収をやめさせる運動、減免制度の活用などについて提起し、道内各自治体での行政への提言・要望・自治体要請行動など各地での国保改善運動を呼びかけました。
参加者からは、国保をめぐる現場での生々しい実態や、改善の取り組みが報告されました。
検討が進められていた月寒公園の整備計画の素案がまとまりました。27日に開催された第2回シンポジウムで計画案が示され、参加者から意見聴取がなされました。
整備計画を請け負っている高野ランドスケープより、計画案について説明がありました。大きな整備としては、①高台の自由広場は利用が少ないので、18ホールのパークゴルフ場(有料)にする。②3面ある野球場のうち1面を多目的広場とし、自由に使える芝生広場とする。③多目的広場で遊ぶ遊具等を貸し出したり、休憩の場としてビジターセンターをもうける。④駐車場を拡充し、1箇所は冬期も利用できるようにする。⑤テニスコート(有料)は移設、⑥ボート利用は継続、池の水質改善対策を講ずる、などです。
シンポジウムの参加者は60名余り、そのうち40名ほどが男性の高齢者でした。高齢者が多かったせいか、パークゴルフ場については、「豊平区中心部にはパークゴルフ場がない、早く作ってくれ、無料にならないか」などの意見が出ました。市としては18ホールの場合は有料とするとの方針です。野球場の1面を多目的広場にすることについては、そんなに利用する人があるかどうかとの疑問も出されました。
駐車場は現在でも狭いので広げ、1箇所は冬期も利用できるようにすることは歓迎されていました。この素案はさらに検討を重ね、2月に第3回目のシンポジウムを開いて最終案を決定することとなっています。
パークゴルフ場をどこに作るか、有料とするかどうか、多目的広場はどんな広場にするか、キャッチボールやサッカーの練習もできるようにするのか、公園利用者の便宜をはかるビジターセンターの中身と管理運営をどうするか、などが今後の大きな検討課題になると思われます。
なお整備基本計画は本年度で決定し、次年度からは実施設計に入り、24年度から造成工事に入る計画となっています。
ご意見、ご要望等を地区委員会にもお寄せ下さい。
10年12月05日付「豊平区新聞」より