札幌市議会議員の選挙は来年4月10日が投票日です。各会派が市議会でこの間どのような態度を取ってきたか見てみましょう。
賛成は○ 反対は● | 共産 | 民主 | 自民 | 公明 | 市民 ネット | 改革 維新 | 結果 |
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10年度一般会計予算(保育料値上げ、老人福祉センター入浴料有料化など含む) | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | ● | 可決 |
10年度国保会計(高すぎる保険料。払えない家庭から保険証を取り上げ) | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 可決 |
市税事務所設置条例(各区の税務部を5ヵ所に統合) | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 可決 |
老人休養ホーム条例改正(10年1定) | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 可決 |
「市立幼稚園7園を廃止する」(10年1定) | ● | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | 可決 |
「医療費窓口負担の軽減をはかる」(09年3定) | ○ | ● | ● | ● | ● | ● | 否決 |
「福祉灯油を実施」条例案と陳情(08年1定) | ○ | ● | ● | ● | ● | ● | 否決 |
「消費税増税に反対」(08年2定) | ○ | ● | ● | ● | ○ | ○ | 否決 |
「後期高齢者医療制度を廃止」(09年4定) | ○ | ○ | ● | ● | ○ | ○ | 可決 |
「季節労働者の雇用失業対策を強化」(09年4定) | ○ | ○ | ● | ● | ○ | ○ | 可決 |
「高校授業料の減免及び奨学金制度を拡充」(09年2定) | ○ | ○ | ● | ● | ○ | ○ | 可決 |
「非核三原則の早期法制化を求める」(09年4定) | ○ | ○ | ● | ● | ○ | ○ | 可決 |
「企業団体献金禁止求める」(10年1定) | ○ | ○ | ● | ○ | ○ | ○ | 可決 |
平成22年度予算には、保育料の値上げや老人福祉センターの入浴料の有料化が含まれていました。また不便になった市税事務所の統合、負担が軽い私立幼稚園の廃止などが提案されましたが、これらの市民に負担を増す議案にきっぱり反対したのは共産党だけです。
一方、医療費の窓口負担軽減を求める意見書には、共産党を除く各会派が反対、市民要求に背を向けました。
今、国民を苦しめている小泉構造改革路線を推進してきた自民党と公明党は、市議会でも後期高齢者医療制度の廃止に反対するとともに、失業対策の強化や高校授業料の減免などを求める切実な市民要求にことごとく背を向けてきました。
自民党は、「子どもの権利条例」制定に最後まで反対しました。また、企業団体献金禁止を求める声にただ1人反対しました。反面、給食費を滞納している家庭への強制取り立てや、「教職員の思想調査」を強めることを求めるなど、反市民的な態度を強めています。
民主党も「消費税増税に反対する」意見書や「福祉灯油実施」に反対しており、市民の暮らしを守ることができません。市議会では企業団体献金禁止に賛成しているものの、党本部では企業献金を容認するなど信頼がおけません。
不況で市民生活が大変な中、公費で豪華な海外旅行ではないかと、議員の海外視察に対する批判が強まっています。
2007年4月以降、民主党は14人で871万円、自民党は10人で787万円を使用しました。
日本共産党は「廃止すべし」として公費による海外視察は行っていません。今年1月、市議会では「今期中は海外視察を凍結すること」としましたが、共産党は引き続き廃止をめざして取り組みます。
市民負担増にきっぱり反対の日本共産党。皆さんの願いをかなえるために、来るべき市議会議員選挙では大きなご支援をお願いします。
住宅のリフォームに助成する住宅リフォーム制度、各地で家計も助かる、地元業者も潤うと評判です。
秋田県では12億6千万円の予算でスタートしましたが、申し込みが殺到、8億4千万円を追加しました。日本共産党は道としても住宅リフォーム事業をもうけ50億円の助成を行うことを求めています。50億円の助成で500億円規模の事業が生まれ、地元中小事業者の活性化につながります。
札幌市では共産党の提案により、住宅リフォーム条例が制定され実施されていますが、「エコ」、「バリアーフリー」のみが対象となっており、利用が進んでいません。助成の対象をもっと広げ使いやすくすることが求められています。
日本共産党は、①1回30万円を限度に工事費の10%を助成、②門や塀、ガーデニングなども対象にする、③介護保険の住宅改修費支給や住宅資金融資制度との併用を認める―など使いやすく改善し、地元中小業者の仕事と雇用を増やすよう求めています。
池田ゆみ事務所近くのつきさっぷ郷土資料館前のポプラ並木は夏には緑の葉を茂らせ、市街地の貴重な緑として親しまれてきました。しかし、一部の幹に空洞が生じ、倒木の危険が出てきたため、先頃4本が伐採されました。
このポプラは、昭和15年、この地に北部軍司令官官邸が建てられた折、周囲の景観整備のため、地元有志が植えたものです。ポプラは生長が早く、大きく成長しますがその分もろいようです。
今年最後の年金支給日に当たる12月15日、道内各地で年金の改善を求める統一行動が取り組まれました。
豊平区では、全日本年金者組合豊平支部、新日本婦人の会、勤医協健康友の会、日本共産党の4団体が共同して、平岸の北洋銀行前にて宣伝、署名活動をおこないました。
共産党豊平区市政相談室長の池田ゆみさん(市議予定候補)もマイクを握り、安心して老後を過ごせる年金をと訴えました。
また、年金者組合札幌支部協議会では、前日の14日、高齢者が安心して過ごせる制度の充実を求め、札幌市長と交渉をおこないました。
10年12月26日付「豊平区新聞」より