「平和のつどい2010年」に参加し山崎幸さんの話を聞きました。従軍看護婦として中国で開拓団の方と一緒に着のみ着のままで避難した、なまなましい体験を聞き「戦争の悲惨さ」をあらためて感じました。
山崎さんのお話は、はじめに「どこまでお話していいのか。口にできないこともあります」と言いながら語りはじめましたが、体験したことの半分も語られていないのだろうと思います。それほど悲惨な、言葉にできない体験なのだろうと逆に恐ろしささえ感じました。
我が子の命を自分で奪うこと、それを、しかたがないとあきらめる。「戦争は人間らしさが壊される、人間としての考え方がもてないもの」という言葉が胸に響きました。
「二度と戦争を繰り返さない」この思いを伝えあい広げることの大切さが身にしみるお話でした。
みなさん、この思いご一緒に広げましょう。
10年08月01日付「豊平区新聞」より