日本共産党豊平区市政相談室長池田ゆみ 池田ゆみのうごき、まちの話題をお伝えします 草の根のとりくみやまちの話題を庶民の目線で伝えたい

池田ゆみからのニュースと話題

Since 2006/10/23
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ニュースと話題

全く遅れている復旧

励みになる救援ボラティア

第1次救援ボランティア報告会開催

6月12日から1週間に渡って気仙沼市に派遣した第1次の救援ボランティアの報告会が10日午後月寒公民館で開催されました。派遣された5名のうち4名の方が参加し、現地の様子やボランティア活動で感じたことなどを報告しました。

がれきの撤去まだまだ

救援ボランティア報告会 豊平区からは池田博地区委員長と美園の高橋さんが派遣されましたが、始めに池田委員長がスライドを使って、現地の様子と救援ボランティアとしての活動内容について以下のように報告しました。

救援に入った気仙沼市は人口7万3千人あまりだが、死者行方不明合わせて1400人、避難者は4600人に達している。主要な道路の周辺はがれきの撤去が終わっていたが、一歩路地に入ればまだがれきに埋もれており復旧は遅れている。被災地はまだ「死んだ街」となっている。港や川の中にはまだ自動車や家屋が沈んでおり、クレーンを使った行方不明者の捜索と障害物の撤去が続けられていました。

目を向けてくれない政府
ボランティア活動が復興のはげみに

がれきの撤去には手が回らず 行方不明者の捜索が終了した事をを示す「完了」の文字が。がれきの撤去には手が回らず。

救援ボランティア参加者は隣接する一関市千厩地区の民家に宿泊し、現地に毎日通って救援活動に当たりました。男性は側溝の泥出し、被災家屋の泥出しと清掃に当たりましたが、清田区から参加した吉岡ひろ子さんは後半、被災者の訪問と聞取り活動に取り組みました。被災者訪問では、「政府が被災地に目を向けてくれていない」と不満の声が聞かれました。

ボランティアの支援を受け家屋がきれいになっていくにつれ、被災者もなんとか自立していこうとする気持ちが湧いてくるようで、ボランティア救援活動が被災地復興のはげにみなると実感しました。

しかし、一方では被災した土地を買い占める動きや、義援金の支払いを見込んだヤミ金融業者の暗躍など、被災者を食い物にする動きも見られ、注意を要します。

ボランティアに積極参加を

続いて、他の3名の参加者から、以下のような体験と感想が出されました。

テレビで見ているだけではわからない、ぜひボランティアで行って現地を見てきて欲しい。こんな体験は長い人生の中でも体験できるものではない。また、現地の実情を伝える責任もある。

被災後3カ月も経ったのに、復旧が全くすすんでいない。現場を見ると復旧の遅れに腹立たしさを感じた。義援金も多くがまだ被災者に届けられていない。避難所生活を強いられている人もいるが、仮設住宅に入ると支援が受けられなくなって生活できなくなるという問題もある。国から県、市町村へともっとスムーズにやれないものかと思う。

震災の被害はきわめて大きい。しかしこれを被災者のみなさんは乗り越えて行かなければならない。それにはまだまだ時間がかかると思います。ボランティア活動も含め、被災者の気持ちに心を寄せて欲しい。

最後に、7月12日から派遣される第二次救援ボランティアに豊平区から参加する竹内さんの紹介と、本人の決意が述べられ、報告会を終了しました。

だれでもできるボランティア活動

救援ボランティアは性別、年齢に関係なくだれでもできます。

力仕事だけでなく、被災者の方々の要望を聞く活動、生活再建を支援する活動など様々な活動が要望されており、どなたが参加しても仕事はたくさんあります。

第3次のボランティア派遣が8月17日から23日までの日程で予定されています。是非応募下さい。

問い合わせは電話:831-1909へ。

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豊平区 生活と健康を守る会総会開催

来賓として挨拶する地区委員長来賓として挨拶する池田共産党地区委員長

7月3日、豊平区生活と健康を守る会は第20回定期総会を、月寒公民館にて開催しました。

総会にあたり、道生連の佐藤事務局長があいさつ。東日本大震災の被害や支援活動について触れ、100万円を超える募金を届けている事を報告、会員の支援活動にお礼を述べました。

また、原発事故についても現地では8〜9割の方が原発の廃止、縮小へという動きが強くなっている、「事故が起きたら収束がつかない原発の廃止にむけ「原発ゼロ」署名に取り組み、1万筆をめざし一緒に頑張っていきたい」と話しました。

消費税の増税についても、「預金をもたない人が国民の3割になっている中、お金のない人からとらず、お金の余っている大企業が社会的責任を果たすべき」。国の社会保障と税の一体化計画についてにも触れ、「年金の多い人から少ない人へ」「高額医療費への負担軽減のために窓口ですべての患者が100円負担」など『国の懐が痛まないやり方』の問題点を指摘。「原発ゼロ、社会保障の拡充が、今の政府と政治に求められている」と述べました。最後に、「道生連50周年を最高時の4000世帯を超えて迎えよう」と訴えました。

その後、生駒事務局長より2010年活動の総括と2011年の活動方針案が提案され、参加者全員の拍手のもと採択されました。

総会後に行われた懇親会では昼食をとりながら、一人一人が自己紹介。楽しく交流し「ひとが集まれば元気になる。もっと守る会を広げたい」と元気の出る懇親会となりました。

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ブタナ(タンポポモドキ)

ブタナ 北海道ではタンポポが咲き終わると、ブタナが咲き始めます。ヨーロッパ原産の帰化植物で、札幌に1930年代に帰化したとされています。今では、北海道全体に広がり、所によっては黄色い絨毯を敷き詰めたようなところもあります。タンポポと違って葉にはゴソゴソした毛が生え、とても食べられるようなしろものではありません。ブタナの語源は「ブタのサラダ」というフランス語から来ています。タンポポモドキという呼び名のほうがピッタリしています。

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11年07月17日付「豊平区新聞」より