払いたくても払えない国保料金が大きな政治問題となっています。テレビの報道番組でも払えなくて滞納している方への「財産調査」「差し押さえ」について報道されていますね。みなさんどうお考えでしょうか。
命を守るために作られた国民皆保険制度のはずなのに、保険料がどんどん高くなり、くらしや命を削って保険料を払えというのですからびっくりです。
行政は「悪質な滞納者をなくす」と言いながらも納付相談をして払い続けている方の財産も調査し突如として一括で払えと迫るのです。札幌市でも8千件の目標をもって差し押さえを行っています。
私のところにも「生命保険を解約して払えと言われた」「保険証がなくて病院にかかれない」などの相談が多くなりました。憲法13条の個人の尊重や25条の人間らしい生活の保障からも外れる憲法違反のやり方ではないでしょうか。
今こそ憲法をものさしにして、政治を正していくことが必要ではないでしょうか。国の負担する国保への予算を引き上げを求め、札幌市でも国保料1万円引き下げを実現させるために、みなさん要求運動を広げましょう。
11年02月13日付「豊平区新聞」より