11月上旬にも値上げ案が示されることになっている市営住宅家賃減免制度の改悪。日本共産党市議団は家賃の値上げをしないよう、開会中の市議会決算特別委員会で市側を追及しました。
日本共産党の宮川潤市議は、減免制度の改悪について、「減免の対象者は、概ね生活保護を受給できる方々である。低い家賃で住宅を提供する公営住宅法と生活保護法の両方で支えるべきもの。しかし生活保護は受けさせない、家賃は値上げするのでは最低生活費ラインを割り込むことになる。減免制度の改悪はすべきでない」と迫りました。しかし、浦屋住宅担当部長は、「低所得者が最低生活水準以下であっても、等しくご負担を願うのが札幌市の考えだ」とくりかえし強弁しました。
さらに、宮川市議は「値上げの理由として、市住に入っていない人との公平性や修繕費がかかるなどと言っているが、実際は他の政令市より家賃が低いことを理由に、市の財政局の言いなりに改悪しようということだ。値上げされたら困るという入居者の声にどう答えるか」と追及しました。 これに対し、浦屋部長は「(市が入居者に対し行っている)アンケート結果を十分に尊重し、様々な意見には真摯に対応させて頂く」と答えるに留まりました。
日本共産党の井上ひさ子市議は、「札幌市の基金は2789億円にも達している。2010年度は35億円の取り崩しを予定していたが、使い残した。積極的に取り崩して市民の要望に応えるべきでは」と質問しました。村山財政部長は「今後、現金部分の半分を使っていくこととしているが、取り崩しが過大にならないよう十分留意をしていく」と慎重な考えを示しました。
井上議員は「何にでも使える土地開発基金は676億円に、学校改築や公園などに活用される町づくり基金は70億円にも達している。どこまで積み上げるつもりか。保育料は値上げされ、今度は市営住宅の減免世帯の家賃値上げが出されているが、市民生活には大きな打撃となる。たまった基金を活用し値上げを取りやめるべきでないか」と追及しました。
これに対し、村山部長は「基金は持続的な財政構造を実現するまでのつなぎ的なものという捉え方をしている。市営住宅の家賃減免についても、一定程度の受益者負担を頂くことにしている」と否定的な回答しかしませんでした。
豊平区革新懇と新婦人は、15日午後、中の島生協前で、恒例の宣伝署名行動を行い、核兵器全面禁止アピール署名、「原発のない北海道を」道民署名、平和憲法擁護の署名に取り組みました。
マイクからは、「核兵器廃絶を願う署名は国連総会会場の入り口に積み上げられ、世界の代表に核兵器禁止を訴えてきました。今年も、11日に原水協の代表団が210万の署名を国連に提出しました。皆さんも是非署名を」と訴えました。
また、原発について、「子供達が安心して暮らせる北海道を、泊原発をなくして欲しいという皆さんの声を高橋知事に届けます署名にご協力を」と訴えました。
平日の午後で、中の島生協前は、人通りはあまりありませんでしたが、署名を訴えるとほとんどの人が応じてくれました。特に原発の署名は関心が高く、快く応じてくれました。また下校中の高校生も署名に応じてくれました。肌寒い中30分余りの行動でしたが、14名の参加で延べ82筆の署名が集まりました。
森氏は、マイクから以下のように訴えました
19日午後、豊平南北後援会では、森つねと3区国政対策委員長(衆院3区予定候補) をまねき「つどい」を開催しました。
森氏からは、「背が小さいことでよくいじめられた思いから、弱いものいじめは絶対に許せない」と自らの生い立ちも含め自己紹介がありました。そして、赤旗記者として、様々な道民の方々から伺った話を紹介しながら、「原発はゼロに、消費税増税は許せない」と訴えました。さらに、消費税増税に頼らなくても、社会保障充実、財政再建の道はあるとして、共産党の提言について、その中身を紹介しました。
参加者からは、「ぜいたくを求めてはいないが、たまにはぜいたくできるような普通の暮らしがしたい。」「それには、今の政治を変えて安心できる政治、働く人たちが守られる政治が必要」「そのためにも森予定候補と一緒に頑張らなくては」との声が出されました。
主催者からは、「こういうつどいに参加するのも政治を変える力になっていく。次回もまた、身近な声を出して話せるつどいを開いて、森さんに対する支持をまわりに広げていきましょう」との訴えがあり、つどいを終わりました。
先週号に続き、市営住宅居住者のアンケート結果についてお知らせします。
値上げの計画について知っていたと言う人は18%にすぎませんでした。
このまま答申に沿って値上げが実施されれば、多くの方々にとっては寝耳に水の値上げとなります。居住者に対する十分な説明が求められます。
秋の花と言えば、菊ですが、今は一年中出回っています。初夏に咲く夏ギク、夏から秋にかけて咲く夏秋ギク、秋から冬にかけて咲く寒ギクと品種による違いに加え、温度や日長を変えることで周年出荷が可能になっています。
原産地は東アジアで、日本では江戸時代にいろいろな品種が作られ、ヨーロッパに伝えられました。
キクは蕾を整理し1茎に1花を咲かせる輪ギクと、1茎に多くの花を咲かせる小ギクに大別されます。また、観賞用のキクの中から苦みがなく歯触りと食味の良いものから食用ギクが作り出されました。
見てもよし、食べてもよしとキクは日本の文化に根を下ろしています。
12年10月28日付「豊平区新聞」より