豊平区平和のつどい実行委員会(新婦人、革新懇、年金者組合、地域9条の会など13団体で構成)による「2013豊平区平和のつどい」が7月29日、豊平区民センターで開催され、80人近い参加者は憲法の大切さを学ぶとともに、平和の行動を広げようと気持ちを新たにしました。
開会に先立ち、コーラスグループ「木いちご」の皆さんによる合唱で、原水爆禁止を求める「みんなの指で字をかこう」、敗戦から平和な世界をめざす「敗戦のこども」の2曲を参加者もまじえ歌いました。
開会にあたり、岡野実行委員長は、「澤地久枝さんは、安倍総理を史上最悪の総理と評している。安倍総理は何でも『国が国が』と言って、一人一人を大切にしない世の中にしようとしている。平和を守る精神を大切に、これからの日本が悪くならないよう一歩一歩運動を進めていきましょう」と挨拶しました。
神保弁護士の講演(別項)の後、6月に東日本大震災の被災地支援連帯ツアーに参加し、地元の方々の案内で被災地の現状を見てきた新婦人の羽入さんが、スライドを使いながら「被災地の今」として報告しました。
スライドからは、土台だけになった町並みや鉄筋コンクリートの廃屋などまだ復興とはほど遠い現地の状況が示されました。 被災地はどこも漁業を生業としていますが、港に沈んだ船の処理が進まず港が使えないとか、地盤沈下が起きており、町の再建にはまず盛り土が必要でそれだけでも2〜3年かかるなど、復興にはまだまだ時間がかかり、支援が必要なことが報告されました。
つどいは、原発事故を告発する詩の朗読の後、8月3日から広島、長崎で開催される原水爆禁止世界大会に参加する月寒ファミリークリニックの原さんと、新婦人豊平支部の小杉田さんを紹介するとともに、折り鶴を託し激励しました。
原さんと小杉田さんは、「核兵器や原発が問題とされている中で、原水禁大会に参加し、いろいろなことを学んで来たい。皆さんから託された折り鶴を被爆地に届けてきます」と挨拶しました。
閉会にあたり、実行委員の池田ゆみさんは、「この実行委員会による平和の活動は、5月の平和行進に始まりました。今日の憲法の話では、憲法が身近にあるものと感じたと思います。平和を守ろう、憲法を守ろうということでみんなのつながりができて来ました。このつながりを広げ、豊平区から平和の行動を広げていきましょう」と挨拶し、つどいを終わりました。
参議院選挙投票日の翌日、豊平区日本共産党後援会は、後援会事務所で御苦労さん会を開きました。
目標とした比例で5議席、紙さんの再選を勝ち取るとともに、選挙区とあわせ8議席と躍進したこともあり、多くの参加がありました。
豊平区でも比例票が久しぶりに1万票を越えました。
1年半後には市議会議員選挙がありますが、1万票を超えれば、市議会議員の獲得も見えてきます。参加者一同、参議院選挙の結果をさらに伸ばし、豊平区から日本共産党の市議を誕生させようと意気込んで、御苦労さん会を終えました。
「豊平区平和のつどい」で「明日の自由を守る若手弁護士の会」共同代表の神保弁護士(さっぽろ法律事務所)が行った講演からその概要をお知らせします。
神保弁護士は、まず憲法の成り立ちについて述べるとともに、憲法が目指す理想と現実の矛盾について私たちの身近な問題を引き合いに出し解説しました。その後、現実を憲法の理想とするところに近づける展望について、参議院選挙の結果にもふれながら語りました。
神保弁護士は、始めに、「権力者が人権を侵害する危険を有していることは歴史が証明している。権力の横暴を防ぎ個人を守るのが憲法である」と、歴史を振り返り以下のように解説しました。
冒頭「憲法クイズ」を出し語る神保弁護士日本では江戸時代には大名には誰も逆らえなく、戦前はお国のためと言われれば命を投げ出さなければならず、時の権力者が個人の人権を侵害していました。西欧ではだれも王様に逆らえなかったが、1789年のフランス革命で「人は生まれながらにして自由かつ平等である」ことを権力者に認めさせました。さらに1918年ドイツで制定されたワイマール憲法では人間らしい生活を保障する生存権が盛り込まれ、現在のような憲法の原則が確立されてきました。
こうした歴史を受け、日本国憲法では、97条で「基本的人権は人類の多年にわたる努力の成果であって、……侵すことのできない永久の権利」と規定し、13条で「すべて国民は個人として尊重される」としています。
憲法の中で最も重要な原則は「個人の尊重」です。スマップの歌う「世界にひとつだけの花」のように、オンリーワンが最も大切としています。多数を占めるからといって、少数の人の権利を侵害してはならないのです。改憲派の中には、これはけしからんという人もいます。今、生活保護に対するバッシングが横行し、保護の切り下げが検討されていますが、多数で決めれば何でも少数者に押しつけられる、そういうことは許されないとしているのが、憲法なのです。
ちなみに日本国憲法では国民に多くの権利を保障していますが、義務としては、子女に教育を受けさせる義務、勤労の義務、納税の義務のたった3つの義務しか課していません。
(つづく)
秋の七草の一つですが、札幌では7月中頃から咲き始めます。
もともとは日当たりの良い草原に生えるものですが、青紫色で釣り鐘形のきれいな花をつけるので、庭にも多く植えられています。二重咲きや白花などの園芸品種があります。
盆花とも称し、お盆のお供えの花ともします。多年生の草花で、根は太く、サポニンを多く含むことから生薬として利用されています。
野生種は年々数が減る傾向にあり、絶滅が危惧されています。
13年08月04日付「豊平区新聞」より