「世界が指摘する日本のおかしさ」(『女性のひろば』11月号)を読みました。
日本は「国際人権宣言」の「選択議定書」を未だ批准していません。「個人通達制度」(個人が条約の監視機構に救済を求める)がないのは、先進国の中で日本だけとなっていることなど、日本が世界から遅れている事を改めて実感します。
日本政府は、国連から慰安婦問題、競争教育の問題、労働問題、男女差別の問題など、たくさんの是正勧告を受けていますが、勧告に対して努力している姿は見られません。
こんな状況を国民に知られたら困るというのが政府の思惑なのではないでしょうか。
そんなことも含めて、国民に秘密にしたい事が山ほどになってきているのです。「何が秘密なのかも秘密です」の「秘密保護法」を急いで通したい気持ちがみえみえです。
本来、隠し事は良くないと子どもに伝えます。政府が堂々と国民に隠し事をするのであれば、子どもたちに何と教えるのでしょうか。
13年11月03日付「豊平区新聞」より