日本共産党豊平清田南地区委員会と豊平区日本共産党後援会は2日午後、月寒公民館で200人を集め、新春のつどいを開催しました。
開会にあたり。生駒実行委員長は「名護市長選の結果は、安倍政権に対する反撃ののろしとなりました。この1年、力をあわせ安倍政権の暴走を食い止め、社会保障を守りましょう。この『つどい』で、互いに交流し、鋭気を養い、党と後援会の前進、来春の市議選での議席獲得に向け頑張りましょう」と挨拶しました。
つづいて、挨拶に立った池田ゆみ党市政相談室長(市議予定候補)は、「名護市長選の結果は、大変うれしかった。来年の市議選でも勝利し、みなさんと喜びを分かちあえるようにしたい」と以下のように訴えました。
あいさつする池田ゆみ市政相談室長年始めに、私がかかわっていた方が亡くなりました。具合が悪く、介護を受けることを勧めていましたが、「人に迷惑はかけたくない、もう少し頑張ってみる」と言っておられた方です。生活保護を受けようとすれば、「親や子供に連絡が行くから」と申請をあきらめる人。保育士になりたいが、親に学費を出してとは言えず他で働いている人。多くの人が「迷惑はかけられない」と切ない思いをしています。国の進めようとしている社会保障は「自助共助で」と、国の責任を放棄するもの。切ない思いをする人がますます増えて行きます。医療も介護も安心して受けられる、学費はヨーロッパ並に無償に、卒業したら正社員として自立できる、そういう制度が必要です。
力を合わせ、要求実現、議席獲得を
今、社会保障を守る運動や、消費税増税反対、原発なくせなどさまざまな運動が広がっています、これらの運動の一つ一つが世の中を変える力になります。豊平区でも、区民要求を実現する連絡会で様々な要求の実現を図ってきました。
札幌では昨年、自民、公明により秘密保護法反対の意見書や公契約条例が一票差で否決されてしまいました。一議席の重さを重く感じました。来年春の市議選では、力をあわせ、豊平区から共産党の議席を回復し、働く人が守られ、介護、医療を守り充実させる政治を求め、声をあげていこうではありませんか。
私も、議席の獲得、区民要求の実現に向け全力をつくします。
池田ゆみさん、大門参議院議員の挨拶の後、高畑後援会長が乾杯の音頭をとりました。
高畑会長は「後援会は選挙になってあわてるのでなく、日常の後援会活動の先に選挙があります。新春のつどいは消防の出初め式にもあたります」として「エイ・エイ・オー」で乾杯しました
乾杯のあと、余興として、有志による寸劇「ほんとにこわ〜い自民党改憲案」が演じられました。国民の自由を奪い、日本をアメリカと一緒に戦争する国にしたいとする安倍首相の本音を演じ、喝采を浴びました。
「つどい」では、新春にふさわしい箏曲の演奏もなされ新芸能集団「乱拍子」による和太鼓と獅子舞も披露されました。
参加者は楽しいひとときを過ごすと共に、来年の市議選に向け頑張る決意を新たにしました。
「つどい」には忙しい中、大門参議院議員が駆けつけ、国会情勢を含め、以下のようにあいさつしました。
壇上で、参加者に応える池田、大門両氏参議院選挙での躍進により、国会での日本共産党の力が大きく広がりました。秘密保護法をめぐっては、他の野党がキッパリと反対を言えない中で、日本共産党は法案の問題点を厳しく追及、まさに自共対決の論戦となりました。本会議や委員会での質問時間が増えたことから、マスコミも共産党の主張を取り上げ、これが世論を動かすことになりました。みなさんに議席を伸ばして頂いた賜物です。
議案提案権を使ってブラック企業規制法案を提出することもできました。他党の協力がないなかで成立させるのは困難ですが、法案は通らなくとも、国会に提出されたことで、厚生労働省は実態調査をおこなわざるをえなくなりました。その結果7〜8割の企業で違反が見つかり、厚生労働省は指導に乗り出しました。これも議席躍進の成果です。
集団的自衛権行使にストップを
安倍首相は4月にも有識者会議の結論を得て、集団的自衛権の行使に道を開こうとしています。今すぐに憲法9条を変えるのは難しいから、解釈で「アメリカが攻撃されたら日本の自衛隊も戦える」ようにしようとするものです。一緒に戦争するにはアメリカとの軍事機密の共有、共同作戦が必要です。そのために、多くの国民の反対を押し切って、秘密保護法を制定し、国家安全保障会議を設置したのです。
憲法を無視して、日本を戦争する国に変えることは許されません。春から秋にかけて大きな闘いになります。他の野党は、自民との連携をもくろんだり、きっぱりと自民党と対決できない状況です。国会での論戦は安倍首相も認めているとおり自共対決です。日本共産党の議員団は、フレッシュで元気いっぱいです。国民運動とともに日本共産党を大きくして、平和憲法を守りましょう。
札幌の市議団も大きくし、豊平区からも池田ゆみさんを押し上げ、政治を変えていく決意を固めあいたいと思います。
国会議員団も全力をあげて頑張ります。
14年02月09日付「豊平区新聞」より