5月16日に開会した第2回定例札幌市議会。22日には日本共産党を代表して、伊藤りち子市議が代表質問に立ち、上田市長の政治姿勢などについて質問しました。
伊藤市議は、はじめに安倍政権の集団的自衛権の行使容認について見解をただしました。上田市長は「憲法9条の解釈変更で集団的自衛権の行使は認められない」と明言しました。
原発について伊藤市議が、泊原発など原発は再稼働すべきでないと主張したのに対し、上田市長は21日の大飯原発再稼働差し止め判決に触れ、「判決で示された考え方は原子力行政に十分反映されるべきものだ」と答えました。
市政問題については、保育所の待機児童の解消に向けて質問。市は今年度1230人分の保育所整備を計画していますが、半年で1700人以上の待機児童が増えています。伊藤市議は、この計画では解消できない、上乗せすべきとしました。
これに対し、井上副市長は「定員の増加、小規模保育事業の開始などで、700人分上乗せする」ことを表明。伊藤市議は、「定員を増やすだけでなく、保育の質を守ることが重要。認可保育所を増やすべき」と強調しました。
さらに、生活保護行政について、昨年4月から12月までに市役所に生活保護の相談をした9802人のうち1750人について、市が「申請の意志がない」とみなして放置していたことを取り上げ、「相談者が生活保護に該当するのかどうか説明した上で申請の意志を確認すべき」と対応改善を求めました。
豊平区日本共産党後援会は5月18日南幌温泉で新緑の集いを開催しました。
後援会ニュースを見て参加したという方もおり、38名と多くが参加し、楽しい集いとなりました。
あいにくの天気で季節はずれの寒さとなりましたが、温泉で体を温め、おいしい料理で鋭気を養い、来年の市議選での池田ゆみ必勝を誓い合いました。カラオケも好評でまだ歌い足りない方もいたようでした。
日本を海外で戦争できる国にする集団的自衛権の行使容認に向け、自民党と公明党が協議に入りました。
豊平区委員会は23日夕方、平岸駅前でこれを許さない宣伝署名行動を行いました。11名が参加し、パソコンで作ったプラカードをかかげ、豊平区新聞の特別号を配布し、集団的自衛権の行使容認に反対する署名を呼びかけました。
池田ゆみ市政相談室長(市議選予定候補)はマイクから、「安倍首相は、日本が攻められてもいないのに、憲法を勝手に解釈し、アメリカと一緒に戦争しようとしています。
集団的自衛権と言いますが、これを根拠に行われたベトナム戦争、イラク戦争、どれも自衛には値しない戦争であったことが明らかになっています。戦争する国づくりを許さない、この声は今、党派を超えて広がっています。 自民党総務会長の野田聖子さんも懸念を示しています。戦争から平和は生まれません。戦争に行くのは若い人たち、私たちの子や孫です。若者の血は流させない、豊平区からも平和を願う声をあげていきましょう。子や孫を戦争に送り出したくないの声を署名に託してください。子どもたちに平和な世の中をつなげていくのは大人の責任です。一筆一筆が政治を変える大きな力になります」と署名を訴えました。
夕方のあわただしい時間帯でしたが、積極的に署名に応じてくれる人が多く、「戦争はいやだ、安倍さんのやり方には不安を感ずる」などの声が聞かれました。30分ほどの短い時間に40筆ほどの署名が集まりました。
なお、この日の午後には南平岸駅前で、豊平区革新懇、新婦人などによる宣伝署名行動も行われ、池田ゆみさんはこの行動にも参加しました。
集団的自衛権の行使容認に反対する署名用紙、地区委員会にあります。
取り扱い団体は日本共産党となっておりますが、各種団体の名前に変えることもできます。活用ください。お知らせくださればお届けします。
豊平区民の要求を実現する連絡会では、6月に区交渉を予定し、区民の民さんから様々な要望を寄せていただくことをお願いしておりましたが、このほど、要望を取りまとめ、豊平区に提出しました。
内容については、次号でお知らせします。なお、2日に連絡会を開催し交渉にあたっての打ち合わせを行うこととしています。
もともとは、暖かい地方のツツジですが、枝先に密に葉を付けることから、全国で庭木や生垣に使われています。札幌市内でもいろんな所に植えられています。白い釣り鐘状の小さな花をたくさん付け、花も楽しめますが、秋には葉が赤く色づき紅葉も楽しめます。
名前の由来は、灯台ツツジで、細かく枝分れする様が、結び灯台(3本の棒を束ねて途中で結び、開いて立て、油皿を上に乗せたもの)に似ていることからつけられたということです。
14年06月01日付「豊平区新聞」より