９月10日夜から降り始めた豪雨。非難勧告を知らせる携帯、スマホの音で目を覚ました方も多かったのではないでしょうか。
床上浸水の被害もあり、改めて災害時の対応や私たちの心構えなどが問われる事態だったと思います。
何カ所かでお話を聞かせていただきました。
美園では「浸水のため、使えなくなった電化製品や箪笥などの処分費用について緊急の対応をして欲しい」「区役所はすぐに現状を見に来て欲しい」「橋をもっと高くしてと言ってたのに」…。
携帯やスマホなど持ってない老夫婦は「夜中、息子からの電話で初めて気がついた。情報提供の方法を考えて欲しい」の話が聞かれました。避難所となった学校もすぐに開いていなかったと聞いています。避難指示でみんなが動き出したとしたら大変な事態になったと思います。
中心街の大型開発よりも、生活道路や橋、河川の整備、冬の除排雪など市民の暮しを守る公共事業や福祉にもっと目を向けるべきではないかと改めて感じています。
14年09月21日付「豊平区新聞」より