要望のうち、主なものを掲載しています。
回答の全文については こちら(pdfファイル)をご覧ください。
<新型コロナ関連>
かかりつけ医がいない場合
感染が疑われ、かかりつけ医がいない場合の対応を問いました。
回答: かかりつけ医がいない場合には、救急安心センターさっぽろ(#7119)にお電話いただくよう周知してまいります。また、救急安心センターさっぽろについては相談件数の増加を見込み、相談員の増員や回線の増強により、体制強化を図ってまいります。
要介護者が残される場合
高齢者や介護を必要とする者を介護している者が新型コロナに感染した場合、残される高齢者や要介護者をだれが見てくれるか心配になります。
回答: 要介護者を介護する家族が感染し、濃厚接触者である要介護者が在宅に残された場合について、本市では短期入所生活介護事業所に対して意向調査を行い、受け入れ可能な事業所を確保しているほか、
北海道においても「在宅要介護者等受入体制整備事業」を実施し、事業内容に同意した短期入所生活介護事業所に対して、経費等を補助し、受け入れ先が確保できるよう進めているところです。
新型コロナ対策としても少人数学級の実現を
3密を防ぐため少人数学級(20人学級)の早期実現を求めました。
回答: 少人数学級は、感染症対策はもとより、児童生徒に対し、きめ細かな指導を行う上で有効であると考えており、子どもたちの健やかな学びのため、一層、少人数教育の充実を図ってまいります。
子どものインフルエンザ予防接種に対する援助
新型コロナとインフルエンザの同時流行を防ぐため、子どものインフルエンザ予防接種に対する援助を求めました
回答: 現在のところ定期予防接種(65歳以上)以外の任意の予防接種については、おたふくかぜワクチンの一部助成のみ行っておりますが、今後については、他自治体の状況や、定期接種化など国の動向を注視してまいりたいと考えております。
減収が5割に満たない業者の支援
新型コロナによる支援は、減収が5割以上などの制限がありますが、5割に満たなくても、支援を行うよう求めました。
回答: 新型コロナの影響を受けている市民及び事業者に対する補償は、国の責任のもと実施すべきと考えており、支援の充実について適宜、国へ要望を行っております。
また、本市では、事業継続を支援するため、融資制度の拡充により事業者に対する資金繰り支援を実施するとともに、「事業者向けワンストップ相談窓口」を設置し、きめ細やかな相談対応を行っております。
パートやアルバイトの学生支援
パートやアルバイトで学費や生活費を工面している学生の支援を求めました。
回答: 札幌市教育委員会では、能力があるにもかかわらず経済的事情で修学困難な高校生・大学生等に対して、返還不要な給付型の奨学金「札幌市奨学金」の支給事業を行っております。昨年度までは支給対象者数を年間約1300名としていましたが、今年度から200名増員し、約1500名に対して奨学金を支給しております。
なお、国の制度では、新型コロナの影響によりアルバイト収入が激減し、大学等の就学が困難になっている学生に対し、給付金の支給を行う「学びの継続」のための『学生支援緊急給付金』が令和2年度から開始されております。
<暮らしと福祉>
特別養護老人ホームの建設
待機者数に見合う特別養護老人ホームの建設を求めました。
回答: 2018年度からの3年間は「札幌市高齢者支援計画2018」に基づき、高齢者施設等の充実を図っています。
特別養護老人ホームについては、待機者の動向等を踏まえて整備数を設定しており、2018〜20年度の3年間では新たに800人分の特別養護老人ホームの整備を計画しており、10月現在、672人分が着工し、100人分が今年度中に着工する予定です。
国民健康保険均等割(人数割り)の廃止
少子化にもかかわらず、子どもが増えると保険料が上がる均等割(人数割り)の廃止を求めました。
回答: 国民健康保険の財政運営は北海道が担っております。
北海道では、同一所得であれば同一保険料となる統一保険料の達成を目指しており、保険料の賦課方式を所得割・平等割・均等割からなる3方式に統一することを目指しております。
また、国民健康保険法施行令で均等割を賦課することが求められております。
福祉灯油の実施
低所得者への冬期の灯油支援(福祉灯油)の実施を求めました。
回答: 福祉灯油については、市民の冬の暮らしが厳しいことは十分理解しておりますが、給付に当たっては多額の経費を要するため、現段階では、実施は考えておりません。
補聴器購入及び調整にかかる経費の助成
補聴器購入及び調整にかかる経費への助成を求めました。良く聞こえる補聴器は高価で、こまめな調整が必要です。
回答: 聴覚障がい者等に対する支援が、国の補助制度により実施されていることを鑑みますと、高齢者の補聴器購入への支援についても、国が検討すべきものと認識しており、他都市と連携して国に対して要望しているところです。国は、平成30年度から「補聴器を用いた聴覚障害の補正による認知機能低下予防の効果を検証するための研究」を開始しており、今後とも国の動向を注視してまいりたいと考えております。
高齢者向け市営住宅の増設
民間のサービス付高齢者住宅は増えていますが、入居費が高く、低年金生活者は入れません。高齢者向け市営住宅の増設を求めました。
回答: 本市に登録されているサービス付き高齢者向け住宅は、約1万2千4百戸ありますが、家賃や提供サービスも多岐に渡るため、今後も情報提供に努めてまいります。
また、高齢者や低所得者等の居住の安定確保に向けて、札幌市居住支援協議会を設立し、相談窓口を設置しました。各種生活支援サービス等を活用しながら民間賃貸住宅への入居促進を図っているところであります。
<安心、安全のまちづくり>
敬老パス制度を切り下げないこと
タクシー利用もできるように
敬老パス制度を切り下げないこと、また、足が悪く敬老パスが使えない者に対し、敬老パスに代わるタクシー利用の補助制度を求めました。
回答: 敬老優待乗車証の対象者となる方の人口が年々増加しており、事業費も増加傾向が続く見込みであり、限られた財源の中で本制度を維持していくためにも、制度の持続可能性という観点から、今後の在り方について幅広く検討することとしています。
70歳以上の人口増加は続くと予想されるため、それに伴って事業費も増加傾向が続く見込みです。そのような状況の中で、敬老優待乗車証でタクシーを利用可能とすることは、限られた財源の中で制度を運営していく観点からも、実現は困難であると考えております。
ヒアリングループの設置
豊平区民センターホール、月寒公民館体育室、南平岸会館にヒアリングループ(補聴器で聞取りにくい音を直接補聴器にとどけるシステム)の設置を求めました。
また、市の施設でヒアリングループを設置している所を聞きました。
回答: ヒアリングループにつきましては、札幌コンサートホールKitara、札幌市生涯学習センターのホール、カナモトホール(札幌市民ホール)の大ホール、札幌市青少年科学館のプラネタリウムなどに設置しています。
月寒公民館や区民センター等については、現時点では、ヒアリングループの設置の予定はございませんが、この度いただきましたご要望は、今後の参考とさせていただきます。
市営住宅跡地に避難所を兼ねた集会所を
市営住宅豊平1条団地、月寒F9、10号棟の跡地は売却しないで、地域住民の要望に応じた活用を求めました。
特に月寒の跡地については、月寒公民館の集会室がふさがっていることが多く集会室が欲しいとの要望もあったことから、避難所を兼ねた集会室の建設を求めました。
解体・整地された豊平1条団地跡
回答: 10月時点で豊平1条団地は解体中であり、月寒F9・10号棟は令和4年度に解体する予定です。当該地の利活用方法については現在のところ未定です。
行政用途を廃止した土地については、他部局に土地情報を提供し、まずはまちづくりに最大限生かせる活用策を検討します。
その結果、札幌市が活用する必要のない土地(事実上売却が困難なものは除く)については、売却及び貸付を検討することになります。
豪雨時水があふれないか、吉田川暗渠入り口
豊平区と清田区の境を流れる吉田川は月寒東5条19丁目で暗渠となり、ゴミ等の流入を防ぐために鉄柵が設けられています。
豪雨が発生した場合、鉄柵に草などがからまって川をせき止め、水が周辺にあふれ出す危険性はないか問うとともに、
こうしたことを防ぐため年3回程度の草刈りを求めました。
吉田川の暗渠入り口
回答: 豊平区では吉田川に設置されている鉄柵(スクリーン)を含め、区内のスクリーンを定期的に現地確認し、ゴミが堆積している場合には迅速に清掃を行っております。
また、大雨警報時には土嚢を準備し越水に備え待機しております。
限られた予算の中で維持管理を行っており、他の河川同様、年に1回草刈りを行っております。そのため、時期については最も効果的な7月頃に実施しており、
また、吉田川は地域の憩いの空間でもあるため、自然環境に配慮して部分的に刈らないところもあり、そうした場所では、作業後に背の高い草花が残ることもございます。
コンビニ等の灰皿撤去
コンビニなど店の前の灰皿を撤去するようにできないか聞きました。
コンビニ前の灰皿
回答: コンビニ等の店舗の敷地内の屋外での喫煙や、灰皿を設置することは禁止されていないため、札幌市が灰皿を撤去するよう指導をすることは法的根拠がなくできかねます。
「望まない受動喫煙を生じさせない配慮に欠ける」と思われる場所に灰皿を設置しているコンビニ等については、
情報提供があった場合には、事業者に連絡し、健康増進法の趣旨を説明するとともに、周囲に受動喫煙を生じさせないよう配慮することを依頼しております。
平岸駅前歩道の駐輪対策
地下鉄平岸駅前の歩道を自転車が塞いでいて歩きにくい。何らかの対策を取っていただきたい。
回答: 本箇所の放置自転車については、自転車誘導整理員を配置し歩道に置かれた自転車の整理及び駐輪場への誘導を行っています。
しかし、2か所ある駐輪場が常に満車に近い状態であることから、対応に苦慮しています。
根本的な解決には、地下鉄出入口の周辺に新たな駐輪場を設置し、収容台数を増やすことが必要ですが、現状では整備用地の確保が困難な状況なため、引き続き用地確保を検討すると共に、その他様々な手法についても検討してまいりたいと考えております。
今後も、自転車の誘導整理方法の工夫やマナー啓発など、実施可能な対策を行ってまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
環状通歩道のブロック舗装
美園の環状通歩道はブロックが敷かれており歩きづらい、車椅子での移動も困難。
ブロックに改修してまだ日が浅いですが、改修できないか。
回答: 現在、環状通では白石区側から電線共同溝工事とバリアフリー工事を同時に進めており、引き続き豊平区役所まで整備を行っていく予定です。
当該区間も将来的に整備を予定しておりますので、その中でご要望の主旨を踏まえ、舗装材についても検討したいと考えております。
なお、工事着手までに時間を要することから、それまでの間は、損傷の著しい箇所は、状況に応じて部分的な補修などで対応していきます。
<道路、公園等の整備>
自然を生かした法面工事を
現在精進川河畔の法面工事が行われていますが、ここは公園ともなっていることから、木を残した工事を求めました。
精進川河畔の法面工事
回答: 精進川河畔の法面につきまして、一部、法面の崩壊、落石、倒木の危険性があることから、現在、道路と公園併せて10箇所を毎年定期点検により変状等の確認を行っております。
これまでの点検結果から、10箇所のうち6個所は対策が必要と判断しており、昨年度から順次対策工事を行っておりますが、工法の選定にあたっては、自然豊かな場所であることを考慮し、既存樹木への影響を極力小さくなるよう選定しております。
昨年度と今年度(一部)の2箇所の施工区間は、最も急傾斜地であったことから、工法上やむを得ず伐採が必要となりましたが、来年度以降の工事では、危険樹木以外の伐採は行わない予定です。
また、全区間施工箇所には草本類、木本類の吹付を行い、早期の緑化回復に努めることとしております。
公園の樹木管理
月寒公園の木が大きくなって、マンションからの見通しが悪くなってきたので、上の方を切ることはできるのかとの問い合わせがありましたので、公園の樹木の管理について聞きました。
回答: 公園の樹木は、自然な樹形を形成させるため、ツツジなどの刈込が必要な低木を除き、基本的には剪定は行っておりません。ただ、枝が境界を越えて民地に侵入している場合や周囲の安全に影響を及ぼすと判断された場合には剪定などの対応を行っております。
公園並木の剪定、ベンチの修繕
西岡木の実公園のドイツトウヒ
西岡1条3丁目の木の実公園について:
@北側のドイツトウヒが繁って冬は雪が解けず、カラスの巣にもなっているので、枝払いを求めました。
回答: 通常雪解けやカラス対策を理由としての剪定は、行っておりません。現地を確認したところドイツトウヒの側にモミジがある状況でした。このままではモミジの樹勢が衰えてしまうことから、今後ドイツトウヒを間引くことを検討いたします。
西岡木の実公園のベンチ
A公園のベンチが古くなり危険のテープが巻かれた状態のままです。いつ更新されるか問いました。
回答: 公園施設については、点検を行い危険のある施設は、使用禁止としております。その後、利用頻度の高いものを優先して修繕など対応を行っているところです。
当公園には、複数のベンチがあり、いずれも塗装が剥げ木材の傷みもみられることから、来年度以降、利用状況を踏まえて修繕や一部撤去などを行う予定です。
公園砂場の砂の交換
福住小川公園について、砂場の砂の交換を求めました。
福住小川公園の砂場
回答: 砂場の管理については、毎年雪解け後に砂場の整地(砂場を柔らかくし整える)を行い、以降は、月二回程度ゴミや石等の除去を行うほか砂の量が不足している場合は補充を行います。その他、動物の糞等により砂が汚染され場合は、部分的な交換を行うことはありますが、通常、定期的な交換までは行っておりません。
なお、砂の汚れ具合は、公園により違うことから個別に事情を伺ったうえで、対応を検討いたします。
公園トイレの洋式化
福住の小川公園とふれあい公園について、トイレの洋式化の要望が出されました。両トイレとも和式の便器が欠けたりひびがはいるなどしているため、交換、できればこれを機会に小川公園は洋式に、ふれあい公園については多目的トイレへの改修を求めました。
福住ふれあい公園のトイレ
回答: 既存の公園便所の和式便器を洋式便器に変更することについては、汚水給水配管の変更やトイレブースの改修など、大規模工事が必要になることから原則実施しておりません。
福住小川公園のトイレには、多目的トイレ(洋式便座)が設置されておりますので、そちらをご利用ください。
福住ふれあい公園の便器にはひびが入っておりますが、現時点で使用に支障が無いため、交換予定はございません。今後も適宜状況を確認し、使用に支障が生じた場合は交換いたします。
多目的トイレの設置については、本公園のトイレは昭和61年に設置されており、建物本体の耐用年数がまだあることから費用対効果を踏まえ更新や改築の対象とは考えておりません。
天神山緑地にチャシの説明看板を
平岸天神山緑地のチャシの説明看板については、いたずらにより壊されたため一時撤去しているということでしたが、いつ頃設置されるか問いました。
天神山緑地のチャシ跡
回答: 説明看板については、平成30年度に設置したところですが、設置直後に汚損され使用不能となったため撤去したものです。
このため、新たな説明看板の設置は、同様の被害が発生する恐れや費用捻出の目途がたたないことから、現在のところ看板の再設置には至っておりません。
なお、チャシ跡に関しては、豊平区が作成した天神山MAPをホームページからダウンロードできるようにするなど情報提供を行っているところです。
交通安全にかかわる要望については、警察の管轄になりますので豊平警察署のほうに要望を伝えて頂きました。